ものづくり補助金製造業北海道専門家確認済み

大型乾燥機の導入で、昆布粉末の生産力を2倍にする

道南伝統食品協同組合

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名道南伝統食品協同組合
所在地北海道
業種昆布製品(粉末昆布)の加工・販売
従業員数27人
資本金400万円

この事例のポイント

  • 乾燥工程のボトルネックを、ものづくり補助金の大型乾燥機で解消し、生産力2倍・燃料コスト半減を実現した。
  • 乾燥機内のベルトコンベアを3つ段差的に配置し、昆布を両面均等に乾燥できるようになって、製品が安定した。
  • ネットショップやブログ、ツイッターで販路と認知度を広げ、増産に合わせた人員増と新工場の建設で雇用を生んだ。

事業の経緯

同組合は、北海道・道南地方の特産品を高次加工し、その製品の普及・共同販売することを目的に設立した。昆布の里、昆布の生産に最適な南茅部町に起源を発して、縄文のロマンと歴史を秘めている古代日本食文化の伝統を頑なに守り続けている。南茅部白口浜真昆布は古き蝦夷・松前藩の時代より“献上昆布”として有名。南茅部の漁業者・加工業者が中心となって道南地方の伝統食品とその食文化を紹介し、普及継承を図っている。

北海道・道南地方の特産品を高次加工し、その製品の普及・共同販売を目的に設立した組合で、南茅部の漁業者・加工業者が中心となって道南地方の伝統食品とその食文化の普及継承を図っている。震災による被害を受けながらも事業を継続し、昆布製品の生産を行ってきた。

昆布の乾燥工程がボトルネックとなっていたため、ものづくり補助金で大型乾燥機を導入して生産工程を改善し、生産力2倍・燃料コスト半減を実現した。粉末昆布の増産に対応するため人員を増やし、新工場を建設して、雇用創出につなげている。

事業の内容

  1. 課題:昆布の乾燥工程がボトルネック従来の生産工程で、昆布を乾燥する工程がボトルネックとなっていた。さらに需要の拡大が見込まれる粉末昆布の増産に対応する必要があった。
  2. 取り組み:大型乾燥機の導入と生産工程の改善ものづくり補助金で大型乾燥機を導入し、生産工程の改善、生産力2倍・燃料コスト半減を実現した。乾燥機内のベルトコンベアを3つ段差的に配置することで、昆布がきれいに反転し、両面均等に乾燥できるようになった。内部の温度差が小さく保たれているため、仕上がりにムラがなく、製品が安定化した。そのほか、ベルトの形状を変えたり、受け皿を配置したりすることで、歩留まりが大幅に改善され、付加価値の向上につながっている。この源資が、職員の給与向上に寄与している。
  3. 課題:昆布製品の販路拡大と認知度向上地元の伝統食品である昆布製品の販路拡大と、組合および昆布製品の認知度向上、消費拡大を図る必要があった。震災による被害を受けながらも、事業を継続し、昆布製品の生産を行っている。
  4. 取り組み:オンライン販売と情報発信ネットショップを有効活用し、地元の伝統食品である昆布製品の販路拡大を図っている。ブログやツイッターを活用し、組合の昆布製品を使ったレシピや産地状況を定期的に情報発信している。
  5. 取り組み:増産に合わせた人員増と新工場南茅部の昆布は、最高級の品質で知られており、江戸時代に松前藩で幕府への献上昆布として重宝された。北からの親潮と対馬暖流が合流し、昆布の生育に最適な水温になっているほか、豊富な栄養素や生育に適した日光など、昆布の生産に最適な環境が整っていることが最高級の品質につながっている。組合は、素材を活かした製品づくりを行い、道南地方の伝統を守り続けている。需要の拡大が見込まれる粉末昆布の増産に対応するため、人員の増加、新工場の建設を行い、事業規模の拡大が雇用創出につながっている。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費大型乾燥機

事業の効果

  • 生産力が2倍になり、燃料コストが半減した。
  • ベルトコンベアの配置で昆布を両面均等に乾燥できるようになり、仕上がりのムラがなくなって製品が安定した。
  • ベルトの形状の変更と受け皿の配置で、歩留まりが大幅に改善した。
  • 生み出した収益が、職員の給与向上に寄与している。
  • 人員の増加と新工場の建設で事業規模が拡大し、雇用創出につながっている。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性素材を活かした製品づくりで伝統を守る方針のもと、粉末昆布の増産に向けた設備投資を行った。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
—事業の実現可能性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
◎新市場性・高付加価値性歩留まりの改善で付加価値が高まり、職員の給与向上にも寄与した。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
◎政策面事業規模の拡大が雇用創出につながっている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 17件

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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出典

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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