ものづくり補助金製造業滋賀県専門家確認済み

茶成分の分析で、体にやさしいほうじ茶専門店ブランドを育てる

株式会社マルヨシ近江茶

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社マルヨシ近江茶
所在地滋賀県
業種茶の製造・販売(ほうじ茶)
従業員数15人
資本金3,800万円

この事例のポイント

  • ほうじ茶専門店のブランドで、お茶をおしゃれに楽しむ暮らし方を提案した。
  • 約100種類の原料を成分分析と官能審査で絞り込み、カテキンを多く含むほうじ茶を開発した。
  • 製造のデータを蓄積し、熟練職人の勘と経験を、若手へ短期間で引き継げるようにした。

事業の経緯

鈴鹿馬子唄に「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」と唄われた甲賀市土山町は古くからお茶が栽培されてきた。鈴鹿山脈の豊かな自然に育まれたお茶は味と香りに特徴を持ち、東海道を行き交う旅人に愛され、現在、栽培面積・生産額とも県下一を誇っている。その土山茶の生産量の内、同社は約30%を取り扱い県内最大である。初代が創業当時から掲げる「七転茶起」の精神を受け継ぎ、香り高く味わい深い近江土山茶を消費者においしく飲んでもらえるよう努力している。

甲賀市土山町で、県内最大の約30%の土山茶を取り扱う。初代が創業当時から掲げる「七転茶起」の精神を受け継ぎ、香り高く味わい深い近江土山茶を消費者においしく飲んでもらえるよう努力している。

2014年に経営革新計画の承認を取得し、ものづくり補助金の採択を受けて、茶成分分析機などを使い、カテキンを多く含む粉末ほうじ茶を開発した。製造のデータを蓄積して、職人の勘と経験を数値にし、若手への技術継承も短期間でできるようにした。

事業の内容

  1. 課題:お茶の付加価値の向上消費者にほうじ茶の良さを直接伝え、お茶の付加価値を高めたいと考えていた。また、ほうじ茶の製造は熟練職人一人の勘と経験に頼っていた。
  2. 取り組み:ほうじ茶専門店のブランドづくり「ほうじ茶専門店 近江茶丸吉」のブランドをつくり、セレクトショップなどを通じて、お茶をおしゃれに楽しむライフスタイルを提案している。地元滋賀県産茶葉を中心に選りすぐりの茶葉を集め、熟練の「焙じ」の技で十種類のほうじ茶が楽しめるようにした。菓子メーカーと連携して、オリジナルのほうじ茶スイーツも開発した。
  3. 取り組み:茶成分分析機でカテキンの多いほうじ茶を開発2014年2月に「粉末ほうじ茶の開発・生産・販路開拓」で経営革新計画の承認を取得し、同年4月にものづくり補助金の採択を受けて、「加熱後もカテキンを多く含む有機栽培粉末ほうじ茶の試作・開発」に取り組んだ。全国16の茶産地から、カテキン含有量の多い約100種類の原料を選び、茶成分分析機による成分分析や、茶審査技術有段者による官能審査などで絞り込んだ。消費者向けに10種類の味が楽しめるほうじ茶を開発し、業務用でも数種類の粉末ほうじ茶を開発した。
  4. 取り組み:製造データの蓄積と技術継承気温、湿度、機械温度などのデータを蓄積して分析し、製造に落とし込んだ。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費茶成分分析機

事業の効果

  • 気温や湿度などに左右されず、最適な製造ができるようになった。
  • 熟練職人から若手への技術の継承が短期間でできるようになった。
  • 複数の職人がほうじ茶の製造をフォローでき、納期短縮とコスト削減が図れるとともに、高いレベルでのコミュニケーションが取れるようになった。

審査項目に合っていた点

ものづくり補助金の審査項目

合致した審査項目3 / 5項目
直近の回(23次)の採択率35.1%応募1,275件・採択448件

出典:公募要領 p.44(審査項目)

◎経営戦略との整合性経営革新計画の承認を取得し、ほうじ茶専門店のブランドと商品開発を結び付けている。この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性約100種類の原料を成分分析と官能審査で絞り込み、製造データを蓄積して最適な製造に落とし込んでいる。この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性カテキンを多く含む粉末ほうじ茶という、付加価値の高い商品を開発した。この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。
—政策面公開されている事例からは読み取れません。

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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ものづくり補助金でマシニングセンタを導入し、独自に開発した専用加工ジグと組み合わせてプライヤーの加工を効率化した。

出典

今後の展望

ほうじ茶専門店のブランドで、消費者に直接ほうじ茶の良さを伝え、お茶をおしゃれに楽しむ暮らし方を広げていく。

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ものづくり補助金について

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