スルフォラファンの測定を新方法に替え、一部品種で差が3倍以上に
株式会社機能性植物研究所✓ 経産省などの認定・選定
成果測定精度に関する新旧比較 1倍→3倍
京都府の学術研究・専門技術サービス業者が、ものづくり補助金で大腸がんの治療効果予測システムを開発した採択事例です。
京ダイアグノスティクス株式会社
| 事業者名 | 京ダイアグノスティクス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市左京区 |
| 業種 | 技術サービス業(他に分類されないもの) |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 2,800万円 |
| 設立 | 2016年 |
当社は京都大学医学研究科の研究成果を事業化するために設立された大学発ベンチャーで、大腸がん患者から摘出したがん細胞を高精度に培養し、抗がん剤の効果判定や転移・再発の検査情報を提供している。大腸がんの患者数は約16万人と最も多いがんとされ、術後の再発や転移を防ぐために化学療法が行われている。
一方、現場の抗がん剤選択は試行錯誤を伴うため、エビデンスに基づく個別化治療が求められている。
抱えていた課題
やったこと
患者のがん組織から、純粋ながん幹細胞だけをスピーディーに培養する独自技術を高度化しました。培養した大腸がんスフェロイドは200例超を凍結保存しています。
評価には大腸がん化学療法のガイドラインで使用する6種類の薬剤を用い、各々6つの濃度を設定しました。京都大学から提供された発光酵素を組み込んだ30種類について発光法と画像解析法で試験し、両手法の結果の違いを確認して画像解析法のプログラムを改良しました。
保有する100種類のスフェロイド株について画像解析法で試験し、各抗がん剤に対する感受性のデータをまとめ、実臨床データを持つ7例のうち「薬剤効果あり」と判定されたものは臨床結果と相関がみられました。医療現場の医師100名へのアンケートや専門家の指導を通じて、術後から薬剤投与までの約1ヶ月を個別化治療の計画期間として、検体の入手方法、ID付与、輸送、温度管理を明確にした管理システムを構築しました。
新しい製品・サービス:大腸がん患者の薬剤感受性試験に基づくがん治療効果予測システム
経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。
がんスフェロイドの培養成功率が従来の40%から90%に向上し、培養した大腸がんスフェロイドを200例超保存できるようになりました。発光法と画像解析法の比較により画像解析法のプログラムを改良し、薬剤感受性の評価を進められるようになりました。
感受性の解析や培養などの手作業の工程を標準化し、自動分注装置システムの開発につなげることができました。複数の大学と契約を締結でき、今後は医療機関との連携を進めて臨床データの実績とノウハウを増やします。
出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)
新事業進出・ものづくり補助金
大学発ベンチャーとして京都大学の研究成果を事業化する設立経緯があり、がんスフェロイド培養技術の開発を継続している一貫性が読み取れる。
培養成功率90%(従来技術40%)と独自技術の優位性が数字で示され、画像解析法は発光酵素の組込み不要で時間とコストを削減できるとしている。
遺伝子情報のみでは薬剤感受性試験が不十分と課題を把握し、画像解析法の改良や臨床データ蓄積で解決に向けた計画を示している。
2028年の新規株式上場を目指すとあり、試験の実績件数や成功率など事業の目標に向けた数値的な進捗も示されている。
京都大学や関連企業との産学共同講座や大学との契約締結があり、研究体制と連携の枠組みが確保されていると読み取れる。
大腸がん患者ごとに有効な抗がん剤を選ぶ個別化治療というニーズと、医師100名へのアンケートで期待の声があったことが示されている。
術後から薬剤投与までの約1ヶ月を計画策定期間と設定し、検体の管理システムや自動分注装置の開発など遂行方法と課題解決が具体的に示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
がんスフェロイドを用いた個別化の薬剤感受性試験は新しい分野で、他のがん腫への拡大や抗がん剤開発への応用も見込まれている。
大腸がん患者約16万人という多い患者数を背景に、医療費削減や患者の心身の負担軽減が期待されると社会的意義を示している。
医療費削減が期待されるとの記述はあるが、補助金額に対する付加価値額や生産性の数値は示されていない。
画像解析法やAIによる感受性自動判定、血液からのがん細胞分離など先端技術を活用し、産学連携で医療分野の革新を目指している。
次世代のがん診断分野への進出は触れられているが、日本経済の構造転換への寄与を示す記述は薄い。
京都大学を拠点とした大学発ベンチャーであることは示されるが、地域の経済成長や雇用創出への言及は薄い。
大学やAFIテクノロジー、SCREENホールディングスと2021年11月に設立した京都大学の産学共同講座で技術改善を加速し、胃がんや乳がんなど他のがん腫への拡大や抗がん剤開発への応用を図ります。2028年に新規株式上場(IPO)を目指します。
株式会社機能性植物研究所✓ 経産省などの認定・選定
成果測定精度に関する新旧比較 1倍→3倍
中外テクノス株式会社✓ 経産省などの認定・選定
成果カナダの実フィールドでの実証実験により、極低温(-40℃)でも正常に動作することが確認されました。
株式会社総合環境分析✓ 経産省などの認定・選定
成果水質の自動分析装置の導入により、手動で行っていた分析に比べて数倍の処理数を実現しました。