閉店予定のパン店を譲り受け、工場の機能を持つ店に変える

株式会社田之上農産

成果製造ラインが強まり、新しい商品をつくれるようになった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 地域に根づいたパンの製造小売を残すため、知人の事業を事業譲渡で引き継いだ。
  • これまでの事業の経験と人脈を生かし、独自のパンの製造小売を展開する。
  • クッキーをつくる機器を入れて製造ラインを強め、新しい商品をつくれるようにした。
  • 店の売上の波を補うため、工場の機能を持つ店という形を目指している。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社田之上農産
所在地鹿児島県
業種パン・焼き菓子の製造小売
従業員数14人

事業の経緯

当社はパン以外の事業を営んできた会社で、その経験と人脈を持っていた。経営者の集まりで知り合った相手のパン店が、フランチャイズ契約の満了とともに閉店する予定だと知った。

地域に根づいたパンの製造小売を続けるため、2023年6月に事業譲渡で引き継いだ。

引き継いだ店では、独自の生食パン、菓子パン、調理パンをつくって売る。事業承継・引継ぎ補助金でクッキーの製造機器を入れ、製造ラインを強めた。

パン事業を引き継いだことで、人気店のドーナツの加工を受ける話も進んでいる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 閉店予定のパン店経営者の集まりで知り合った相手が営むパンの製造小売の事業は、フランチャイズ契約の満了とともに閉店する予定だった。地域に根づいたパン店を続けるため、2023年6月に事業譲渡で引き継いだ。

やったこと

  1. 独自のパンの製造小売引き継いだ店で、当社独自の生食パン、菓子パン、調理パンをつくって売る事業を始める。これまでの事業で得た経験と人脈を生かす。
  2. クッキーの製造ラインの強化クッキーの製造に必要な機器を入れ、製造ラインを強めた。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 製造ラインを強めたことで、新しい商品をつくれるようになった。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的フランチャイズ契約満了で閉店予定だったパン店を、地域に根づいたパン店を残すため2023年6月に事業譲渡で引き継いだと、目的と経緯が明確に書かれている。
  • 4
    事業の継続これまでの事業の経験と人脈を生かし、独自の生食パン・菓子パン・調理パンの製造小売を展開すると、承継後の事業継続と成長の方向が具体的に示されている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    フランチャイズ契約満了で閉店予定だったパン店を、地域に根づいたパン店を残すため2023年6月に事業譲渡で引き継いだと、目的と経緯が明確に書かれている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    引き継いだ店でクッキー製造機器を導入し製造ラインを強めた、店舗の賃借と設備導入の計画が示されている。スケジュールや体制の詳細は薄い。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    新しい商品をつくれるようになったと記載され、店の売上の波を補う工場機能の店を目指すとあるが、売上や利益の増加額・数値目標は書かれていない。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    これまでの事業の経験と人脈を生かし、独自の生食パン・菓子パン・調理パンの製造小売を展開すると、承継後の事業継続と成長の方向が具体的に示されている。

事業者の声

パン事業を引き継いだことから人気店のドーナツの加工依頼の話が進んだ。工場機能を持つ小売り店舗という新しい形のモデルを作ることに期待が持てる。

鹿児島県のパン・菓子の製造業(従業員14名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

売上が安定しない店の弱みを工場の機能で補う形をつくり、売上に悩む店にも応用できる仕組みにしていく。売上が落ちる夏場に向けて、ゼリーなどの水菓子の開発にも取り組んでいる。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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