ものづくり補助金製造業茨城県専門家確認済み

細物精密加工の技術を生かし、歯科用医療機器分野へ事業を広げる

株式会社サンテクノ

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンテクノ
所在地茨城県
業種歯科用医療機器の製造(小径シャフト・ピンの精密加工)
従業員数15人
資本金1,000万円
相談先茨城大学、茨城県工業技術センター、JETRO

この事例のポイント

  • 細長くても曲がりが出ない熱処理技術というオンリーワンの技術を、歯科用医療機器に生かした。
  • ものづくり補助金や県の助成金を使い、大学や県の工業技術センターと共同で研究開発を進めた。
  • 海外の商談会や展示会にも積極的に参加し、取引先を探している。

事業の経緯

細物加工を得意としており、自動車メータ部品やコンピュータ記録媒体部品の小径シャフト、ピンなどを製造・販売。切削、熱処理、めっき、バレル、曲げ加工など全ての工程を自社工場で一貫製造することで高い加工精度を維持している。1996年に医療機器製造業の許可を取得し歯科用医療機器の分野への参入を開始。現在、スケーラーチップ、ダイヤモンドバー、ファイル、ピーソリーマ、メスチップ等を製造販売しており、医療機器の売り上げは全体の6割を超えるようになっている。

自動車メータ部品やコンピュータ記録媒体の部品の量産工場として、小径シャフトやピンを製造してきた。細物加工の技術と、細長くても曲がりが出ない熱処理技術を生かして事業の多角化をはかることにし、1996年に医療機器製造業の許可を取得して歯科用医療機器の分野へ参入した。

ものづくり補助金などを使い、大学や公設試と連携して、ダイヤモンドバーやスケーラーチップを開発した。医療機器の売上は全体の6割を超え、世界初のチタン製メスチップの製品化も予定している。

事業の内容

  1. 課題:事業の多角化自動車メータ部品やコンピュータ記録媒体の部品の量産工場として、小径シャフト、ピンなどを製造してきた。付加価値の高い製品をつくり、事業の多角化をはかることにした。
  2. 取り組み:歯科用医療機器分野への参入細物加工の優れた技術と、細長くても曲がりが出ない熱処理技術を活用し、医療機器製造業許可と製造販売業許可を取得して、歯科用医療機器の分野へ参入した。開発は、ものづくり補助金などの競争的資金を活用し、大学や公設試などの外部機関と連携して行った。
  3. 取り組み:ユーザーの要望に沿った新製品の開発歯科用ダイヤモンドバーとスケーラーチップが主力製品で、歯科用医療機器の約8割を占める。ダイヤモンドバーは、表面にダイヤモンドを高密度に電着する技術を開発して製品化した。スケーラーチップは、全工程をワンチャックで加工する専用機を開発して製品化した。チタン製メスチップは世界初の製品で、通常のステンレス製より破損しにくく、耐摩耗性、耐腐食性に優れており、まもなく製品化を予定している。
  4. 取り組み:公的機関の支援と海外の商談ものづくり補助金や茨城県の助成金などの競争的資金を積極的に活用し、茨城大学、茨城県工業技術センターなどと共同で研究開発に取り組んでいる。経済産業省、UNIDO、JETRO主催の海外CEO商談会に医療機器関連の企業が招かれるときは必ず参加し、展示会にも積極的に参加している。

事業の効果

  • 歯科用ダイヤモンドバーとスケーラーチップが歯科用医療機器の主力製品となり、約8割を占める。
  • 医療機器の売上は、全体の6割を超えるようになった。
  • 医療機器への転身やIoTの取組を題材にした講演や新聞掲載など、メディアからも注目されている。

審査項目に合っていた点

ものづくり補助金の審査項目

合致した審査項目3 / 5項目
直近の回(23次)の採択率35.1%応募1,275件・採択448件

出典:公募要領 p.44(審査項目)

◎経営戦略との整合性自社の細物加工と熱処理の技術を、歯科用医療機器に生かす方針になっている。この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性大学や公設試と共同で開発を進め、医療機器の売上が全体の6割を超えている。この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性医療機器分野へ参入し、世界初のチタン製メスチップなど付加価値の高い製品を開発している。この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。
—政策面公開されている事例からは読み取れません。

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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出典

相談先と計画づくり

その他茨城大学
その他茨城県工業技術センター
その他JETRO

大学や公設試などの外部機関と連携し、競争的資金を活用して開発を進めた。

今後の展望

世界初のチタン製メスチップの製品化を予定しており、顧客のニーズに沿った新製品の開発を続けていく。

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