ものづくり補助金製造業和歌山県専門家確認済み

最新型ベンディングマシンで大型化に対応し、炭素繊維など新しい業界へ販路を広げる

株式会社小松原

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社小松原
所在地和歌山県
業種オーダーメイドの産業機械(染色仕上げ、フィルム塗工・乾燥・洗浄装置など)の製造
従業員数40人
資本金2,000万円

この事例のポイント

  • 装置を部品から製造する体制で、顧客のニーズを満たす装置を開発・製造してきた。
  • ものづくり補助金のベンディングマシンで製作可能サイズを大型化し、炭素繊維・フィルム・不織布の業界へ販路を広げた。
  • SEO対策を主軸にした英文・中文つきのウェブサイトで、新規顧客や海外の引き合いを獲得している。

事業の経緯

1948年に染色仕上げ機械の製造を目的に事業を開始、「開発・設計・製造」をすべて同社で行う一貫システムで産業機械を製造してきた。現在は染色仕上げ機械にとどまらず、機能性繊維・不織布等の特殊処理装置をはじめ、光学・2次電池用フィルムの塗工・乾燥・洗浄装置など様々な産業の生産設備を製造している。※2023年はばたく中小企業・小規模事業者300社(事業再構築・生産性向上分野)受賞。

1948年に染色仕上げ機械の製造を目的に事業を始め、開発・設計・製造を自社で行う一貫システムで産業機械を作ってきた。衣料用繊維機械で培った連続洗浄装置の専門技術を持つ。

2020年度にものづくり補助金で最新型ベンディングマシンを導入し、製作可能サイズを大型化して炭素繊維・フィルム・不織布の業界へ販路を広げた。2022年には新工場を竣工させ、SEO対策を主軸にしたウェブサイトで新規顧客や海外の引き合いも獲得している。

事業の内容

  1. 課題:高度化する顧客の要求への対応衣料用繊維機械の製作で培った連続洗浄装置の専門技術を持ち、過去には関連団体から表彰を受けた低燃費・無公害型ゴム連続加硫装置を開発している。製造する装置は単純に設計できれば作れるものではなく、顧客の要求が高度になるにつれて、装置に使用する部品の製造も常に新技術が求められる。そこで、装置の製造を部品から行うことで、顧客のニーズを満たす装置を開発・製造してきた。
  2. 取り組み:ものづくり補助金でベンディングマシンを導入専門技術に磨きをかけてきた同社は、2020年度のものづくり補助金で最新型ベンディングマシンを導入した。製作可能サイズの大型化に対応して、炭素繊維・フィルム・不織布の業界での販路拡大を実施した。
  3. 取り組み:新工場の竣工2022年には新工場を竣工させ、従来では製造できなかった装置の製造も開始した。オリジナルの技術力とそれを活かす設備投資等により、海外の企業からの引き合いの獲得やカーボンニュートラルに関連する装置の開発に挑戦し、コロナ以降も事業を拡大している。
  4. 課題:技術をタイムリーに顧客のニーズと結びつける製品のライフサイクルが短くなるなか、受注生産型の装置でありながら、技術力をタイムリーに顧客のニーズと結びつけることが課題だった。
  5. 取り組み:SEO対策を主軸にしたウェブサイトでの受注戦略ロールtoロール技術を核にした洗浄装置など自社技術の強みを徹底分析し、それを踏まえたSEO対策を実施した。その結果、新規顧客の大半は自社HP経由となり、英文・中文を完備したウェブサイトが年中無休で引き合いを獲得している。通常のルートセールスでは絶対にたどりつけない顧客や海外からの引き合いを受注に結び付けている。ウェブサイトは、基礎技術を必要とする顧客とタイムリーに結びつけ、基礎技術を正しい方向に発展させることも可能にしている。
  6. 取り組み:技術者の育成と人事評価システムオーダーメイドの機械製作を通してプロの技術者を育てるのが育成方針である。製造の現場や部品作りに触れながら、毎日の仕事の中で一つ一つステップアップしていき、最終的にプロフェッショナルな技術を持つ技術者を育てている。早くから人事評価システムの導入・運用も行っている。部門目標、個人目標を設定して達成することで、経営指標の改善と個人の昇給が同時に達成できる設計で、目標達成が技術と給与の向上に直結することで、従業員が前向きに技術力の向上に取り組める環境を整備している。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費最新型ベンディングマシン

事業の効果

  • 炭素繊維・フィルム・不織布の業界での販路拡大を実施した。
  • 新規顧客の大半は、自社ホームページ経由となった。
  • 英文・中文を完備したウェブサイトが、年中無休で引き合いを獲得している。
  • 2022年に新工場を竣工させ、従来では製造できなかった装置の製造も開始した。
  • 海外の企業からの引き合いを獲得し、カーボンニュートラルに関連する装置の開発に挑戦し、コロナ以降も事業を拡大している。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性専門技術を軸に、設備投資と人材育成で新しい業界へ広げる方針である。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性部品から製造する体制と、ウェブでの受注戦略で、すでに新規顧客を得ている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性製作可能サイズの大型化で、炭素繊維・フィルム・不織布の業界に販路を広げる。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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ものづくり補助金でマシニングセンタを導入し、独自に開発した専用加工ジグと組み合わせてプライヤーの加工を効率化した。

出典

今後の展望

海外の企業からの引き合いの獲得や、カーボンニュートラルに関連する装置の開発に挑戦し、設備と人材の両面から技術力を強めていく。

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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