ものづくり補助金製造業長野県専門家確認済み

産学官の連携で、水圧の損失が小さい逆流防止器を製品化する

株式会社日邦バルブ

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名株式会社日邦バルブ
所在地長野県
業種水道用バルブ・給水用具(逆流防止器)製造
従業員数330人
資本金2.5億円
相談先国立大学法人信州大学、松本市

この事例のポイント

  • 欧米発祥の給水用具「減圧式逆流防止器」の水圧の損失を、大幅に低減した製品を開発した。
  • 地元大学との連携を強め、国立大学との2年半の共同研究と、平成21年・24年のものづくり補助金を経て製品化した。
  • 素材の調達から出荷まで一貫した自社生産体制と、鉛レス青銅合金が、他社との差別化になっている。

事業の経緯

明治16年創業、水道用バルブ国内シェア3位の100年企業。ニーズを先取りする開発力と、素材から製品までの一貫製造体制が強み。ライフスタイルの変化に対応した新バルブ開発に努め、ボールバルブ導入や安全・安心を確保する逆流防止用具の普及、高層住宅における新給水システムの提案等、ユーザー目線での新製品開発、付加価値向上に取組んでいる。信州大学との共同研究や欧米との技術提携等にも、積極的に取組んでいる。

明治16年に創業した水道用バルブ国内シェア3位の100年企業で、ニーズを先取りする開発力と、素材から製品までの一貫製造体制が強みである。

給水用具「減圧式逆流防止器」の水圧の損失を大幅に低減した「低圧損減圧式逆流防止器BLH」を製品化するにあたり、地元大学との連携を強化し、松本市の産学共同研究事業助成金を活用し、信州大学との2年半の共同研究、経済産業省の平成21年・24年のものづくり補助金を経て、低圧損化の基本原理で国内外の特許2件を取得した。

事業の内容

  1. 課題:給水用具の水圧の損失欧米発祥の給水用具である「減圧式逆流防止器」の水圧の損失を、大幅に低減することが課題だった。
  2. 取り組み:産学官連携で低圧損の逆流防止器を開発「低圧損減圧式逆流防止器BLH」を製品化した。開発にあたり、地元大学との連携を強化し、産学共同研究事業助成金(松本市)の活用、国立大学法人信州大学との2年半の共同研究、さらに経済産業省の平成21年、24年ものづくり補助金を経て、低圧損化の基本原理を、国内外で特許2件を取得した。
  3. 取り組み:成果の発信BLHの普及や、より安全な水使用環境の啓発のため、成果を発信し、地域経済の活性化にも寄与している。
  4. 取り組み:鉛レス素材と一貫製造体制鉛の新浸出基準をクリアした鉛レス青銅合金「セイフアロイ」を業界に先駆けて開発し、人に優しく環境に配慮した素材として、全ての製品に使用している。素材の調達から始まり、鋳造・加工・組立、出荷まで一貫した自社生産体制と、高品質でニーズを先取りした設計・開発により、他社との差別化を行っている。
  5. 取り組み:環境と労働安全への配慮水質保全の観点から、人と自然に優しいエコロジカルな製品づくりに取り組み、ISO14001も取得した。従来危険な作業工程であったラインに対して、最先端の自動化等の設備を導入し「災害ゼロから危険ゼロへ」を合言葉に、積極的にリスクを回避する労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)を取り入れた、安全管理の徹底に取り組んでいる。

事業の効果

  • 低圧損化の基本原理について、国内外で特許2件を取得した。
  • 成果を発信し、BLHの普及や、より安全な水使用環境の啓発、地域経済の活性化に寄与している。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中4項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性ニーズを先取りする製品開発の方針と、一貫製造体制を生かした逆流防止器の開発が合っている。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性国立大学との2年半の共同研究を経て、基本原理を確立した。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性水圧の損失を大幅に低減した製品で、国内外の特許2件を取得した。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
◎政策面産学官の連携で成果を発信し、地域経済の活性化に寄与している。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 17件

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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出典

相談先と計画づくり

その他国立大学法人信州大学
自治体松本市

地元大学との連携を強化し、信州大学との2年半の共同研究に、松本市の助成金と経済産業省のものづくり補助金を組み合わせて進めた。

今後の展望

BLHの普及や、より安全な水使用環境の啓発のため、成果を発信していく。

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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