誰もが運用しやすいワンストップ型クラウド型人事制度システムの開発・販売

静岡県の学術研究・専門技術サービス業の会社が、ものづくり補助金で運用しやすいクラウド型人事制度システムを開発した採択事例です。

社会保険労務士法人ロイヤル総合研究所

この事例のポイント

  • 中小企業では人事制度の運用(ソフト面)が適切に行われていないケースが多い。
  • 人事制度の運営そのものではなく制度の運用(ソフト面)が適切に行われていないことが問題だと整理し、社員・管理職・人事部門の誰もが適切かつ効率的に制度運用を行えるシステムの開発に取り…
  • 社員・管理職・人事部門の誰もが適切かつ効率的に制度運用を行えるようになり、社員の能力と意欲の向上による業績アップに貢献することが期待されます。

事業者のプロフィール

事業者名社会保険労務士法人ロイヤル総合研究所
所在地静岡県 静岡市
業種専門サービス業(他に分類されないもの)
技術分野情報処理
設立2009年

事業の背景

同法人は平成21年の創業以来、給与計算や社会保険・労働保険の手続きといった人事労務管理から人材育成等に悩みを抱える顧客へのコンサルティングを行っている。同法人の業務の一つとして中小企業の人事制度の導入コンサルティング支援があるが、一部で制度がうまく機能しない、十分な効果を発揮していない企業もあった。

企業における人事制度改善ニーズは依然として高い状況です。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能中小企業では人事制度の運用(ソフト面)が適切に行われていないケースが多い。
  • 人手・技能管理職が通常業務に追われ、制度を運用する時間がない場合は、十分に運用されず制度そのものが形骸化していた。
  • 生産能力書面やExcelシートを用いた人事制度では、評価の記入・回覧等の各作業が煩雑になり、通常業務に支障をきたしていた。
  • コスト・採算従来の査定では評価と査定及び賃金管理が別々になっていたため、Excel等への入力・表作成に時間が費やされ、人的作業による入力ミスがあった。

やったこと

人事制度の運営そのものではなく制度の運用(ソフト面)が適切に行われていないことが問題だと整理し、社員・管理職・人事部門の誰もが適切かつ効率的に制度運用を行えるシステムの開発に取り組みました。システム会社と連携し、ワンストップ型のクラウド型人事制度システムを開発しました。

人事評価制度機能に加え、等級制度管理、賃金査定、賞与査定、スキルマップ等の機能を備えました。社員情報から目標・評価管理、昇給・賞与査定、賃金管理までをシームレスに行えるようにしました。

新しい製品・サービス:ワンストップ型クラウド人事制度システム(等級制度管理・賃金査定・賞与査定・スキルマップ等の機能を備える)

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

事業の効果

社員・管理職・人事部門の誰もが適切かつ効率的に制度運用を行えるようになり、社員の能力と意欲の向上による業績アップに貢献することが期待されます。評価と賃金管理を一体化したことで、Excel等への入力や人的作業によるミスが解消されるようになりました。

顧問契約先企業や派遣会社等への販売・普及活動を行っており、導入した企業からは好評を得ています。

出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均3.5 / 514観点のうち10観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性既存システムにない差別化機能を備え、安価で簡潔かつ使いやすい仕様とし、社労士ならではの視点で開発した点が強みとして示されている。
  • 4
    課題の認識と解決制度が形骸化する原因は運用面にあると課題を特定し、評価・査定・賃金管理を一元化する解決策を示している。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け顧問契約先や派遣会社への販売・普及、導入企業からの好評、人事制度改善ニーズの高さが根拠として示されている。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性3

    人事制度の運用支援という既存のコンサル業務の延長で開発に踏み切ったと読め、事業との一貫性が示されている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    既存システムにない差別化機能を備え、安価で簡潔かつ使いやすい仕様とし、社労士ならではの視点で開発した点が強みとして示されている。

  • 課題の認識と解決4

    制度が形骸化する原因は運用面にあると課題を特定し、評価・査定・賃金管理を一元化する解決策を示している。

事業の実現可能性3.3
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制3

    社労士法人としてのコンサル実績と、システム会社との連携による開発体制が示されている。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    顧問契約先や派遣会社への販売・普及、導入企業からの好評、人事制度改善ニーズの高さが根拠として示されている。

  • 事業化までの道筋3

    今後アップデートで機能追加を予定しており、開発から販売への進め方が示されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    既存の人事システムと差別化した機能を備え、人事制度運用を一体化した点で同分野の高付加価値化が読み取れる。

公的補助の必要性3.5
  • 波及効果・雇用3

    中小企業の人事制度の適切な運用という社会的課題の解決に資する点が示されている。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献4

    クラウド型でワンストップ化し、Excel入力の人的ミスを減らす新しいシステムを開発し、中小企業の人事運用に波及させる点が示されている。

政策面判断できません
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及ー

    公開情報では判断できません。

今後の展望

今後はアップデートを行うことでさらなる機能追加を予定しています。

同じ設備を入れた採択事例

出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文からAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。