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補助金

補助金申請で用意する公的書類一覧|登記・納税証明・決算書の取り方と有効期限

公開 2026/10/17専門家監修

この記事の要点

補助金の申請でよく求められる公的書類は、法人なら履歴事項全部証明書・納税証明書・決算書、個人事業主なら本人確認書類・納税証明書・確定申告書の控えです。取る場所と有効期限、差し戻されやすい点を公募要領で整理しました。

この記事の目次
  1. 法人と個人事業主で求められる書類の違い
  2. 書類ごとの取る場所と使える有効期限
  3. 納税証明書で差し戻されやすい点
  4. 確定申告書の控えで求められる受付の証拠
  5. 専門家から見た書類集めのポイント
  6. 間違えやすい点
  7. よくある質問
結論

補助金の申請でよく求められる公的書類は、法人なら履歴事項全部証明書、納税証明書、決算書、個人事業主なら本人確認書類か住民票、納税証明書、確定申告書の控えです。履歴事項全部証明書や住民票は、提出日からさかのぼって3か月以内に発行されたものに限る補助金が多くあります。

納税証明書は税務署が出す「その1」か「その2」で、税金の領収書では代わりになりません。確定申告書は税務署が受け取ったことがわかる控えを出します。

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申請の書類をそろえる段階で、どの公的書類をどこで取り、いつ発行したものなら使えるかを知りたい方に向けた記事です。

デジタル化・AI導入補助金と事業承継・M&A補助金の公募要領・よくある質問から、公的書類の種類と取り方、有効期限に絞って整理します。

法人と個人事業主で求められる書類の違い

法人は会社の登記と法人税、個人事業主は本人と所得税の書類が中心です。デジタル化・AI導入補助金の公募要領は、それぞれ次の書類を求めています。

  • 法人:法人:履歴事項全部証明書(発行から3カ月以内)、税務署発行の直近分の法人税の納税証明書(その1又はその2)、直近分の貸借対照表と損益計算書。
  • 個人事業主:個人事業主:運転免許証(有効期限内)・運転経歴証明書・住民票(発行から3カ月以内)のいずれか、直近分の所得税の納税証明書(その1又はその2)、税務署が受領した直近分の確定申告書の控え、所得税の青色申告決算書又は収支内訳書。

事業承継・M&A補助金の個人事業主は、さらに多くの書類を出します。類型番号2(個人事業主)は、住民票(3か月以内)、直近3期分の確定申告書Bと青色申告決算書、開業届と青色申告承認申請書の写しを出す。売り手支援類型は従業員1名の労働条件通知書も出す。1。個人事業主が使える補助金の全体は個人事業主が使える補助金で取り上げています。

書類ごとの取る場所と使える有効期限

書類は取る場所がそれぞれ違うため、まとめて1日で集めるのは難しいと考えておきます。

書類 取る場所 有効期限の目安
履歴事項全部証明書 法務局(オンライン請求もできる) 発行から3か月以内
納税証明書(その1・その2) 税務署(e-Taxで請求もできる) 直近の年度分
住民票 市区町村の窓口、コンビニ交付 発行から3か月以内
印鑑証明書(GビズIDプライム用) 法務局(法人)、市区町村(個人) 発行から3か月以内
決算書・確定申告書の控え 御社の保管分 直近の年度分

出典:デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠 公募要領(第7回からの改訂版) p.18『3-2(2) 交付申請に必要な書類』台帳で見る

3か月の数え方は、デジタル化・AI導入補助金のよくある質問がQ:履歴事項全部証明書・住民票に有効期限はあるか→ A:交付申請の提出日からさかのぼって3か月以内に発行された写しを出す。と答えています。GビズIDプライムの取得に使う印鑑証明書も、GビズIDプライムの取得には、発行から3か月以内の印鑑証明書(法人)又は印鑑登録証明書(個人)の原本が必要。。申請の日程の組み方は補助金の準備はいつから始める?で取り上げています。

納税証明書で差し戻されやすい点

納税証明書は種類と税目を間違えやすい書類です。デジタル化・AI導入補助金の公募要領は「納税証明書は領収書ではなく「その1」か「その2」。税務署発行で、税目が法人税(個人事業主は所得税)の直近分であること」としています2。

  • 税金を払ったときの領収書や、地方税の納税証明書を出してしまう。
  • 「その3」(未納がないことの証明)を出してしまう。
  • e-Taxで取った電子の証明書を、決められていない形式で出す。

電子の納税証明書は、よくある質問がQ:電子納税証明書は証憑として使えるか→ A:PDF形式で発行されたもの(窓口発行の納税証明書と同じフォーマット)は使える。XML形式で発行された「納税証明データシート等」は認められない。と答えています。決算書の数字は計画書の売上や利益の根拠にもなるため、計画書の数字と合っているかも確かめます。計画書の数字の作り方は事業計画の売上予測の作り方で取り上げています。

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確定申告書の控えで求められる受付の証拠

確定申告書は、税務署が受け取ったことがわかる控えでなければ使えないとしている補助金があります。デジタル化・AI導入補助金は「確定申告書は税務署の受領が分かるものだけ。第一表の控えに受付番号と受付日時の印字があるか、第一表の控えと受信通知(メール詳細)を添付する」としています。

受付の証拠が見つからないときの代わりも決まっています。確定申告書の受領が確認できない場合は、確定申告書第一表の控えと同じ年度の納税証明書(その2所得金額用)を出せば足りる。白色申告の個人事業主は、事業承継・M&A補助金ではQ:白色申告の個人事業主は対象か→ A:対象外です。個人事業主は青色申告者で、確定申告書Bと青色申告決算書の写しなどを出せることが要件で、被承継者と承継予定者の共同申請が必須です。とされており、補助金によっては申告の種類でも対象が分かれます。法人成りした後の書類の扱いは法人成りしたら補助金はどうなる?で取り上げています。

専門家から見た書類集めのポイント

書類集めで手間取るのは、取る場所が多い会社と、決算期の前後に申請する会社です。持続化補助金の採択事例364件のうち、製造業の事例は33.8%あり、決算期の直後は決算書がまだできていないことがある点に注意します。

書類がすぐそろう会社

法務局と税務署のオンライン請求を使い、印鑑証明書と履歴事項全部証明書を同じ日に頼む会社です。発行日がそろうため、3か月の期限も一度に管理できます。

書類で手間取りやすい会社

本店を移したばかりの会社や、決算期の直後に申請する会社です。登記の変更が反映される前の証明書や、前の年度の決算書を出してしまうと、取り直しになります。どの年度の書類が必要かを、公募要領で先に確かめます。採択された会社の業種は採択事例のデータで確かめられます。

間違えやすい点

公的書類で間違えやすいのは、発行日、マイナンバー、原本と写しの3つです。

注意

3か月の期限は、申請の提出日から数えます。早く取りすぎると、申請の日には期限が切れていることがあります。

注意

住民票にマイナンバーが載っている場合は、その部分を見えないようにして出します。事業承継・M&A補助金は「住民票にマイナンバーが載っている場合は、その部分を墨消しして出す。」としています。

見積書の決まりは補助金の見積書の決まりで取り上げています。

よくある質問

履歴事項全部証明書は写しでもよいですか?

電子申請では、取った証明書をスキャンしたPDFを出すのが一般的です。GビズIDプライムの取得に使う印鑑証明書のように、原本を郵送するものもあります。

設立したばかりで決算書がないときはどうしますか?

補助金によって扱いが違います。事業承継・M&A補助金は、設立初年度で確定申告の前ならその旨の書面を出せばよいとしています。

開業届をなくした個人事業主はどうすればよいですか?

税務署で控えの閲覧や開示を頼めます。事業承継・M&A補助金は、再発行できない場合の理由書と代わりの書類の出し方をよくある質問で示しています。

ほかの「よくある質問」を見る

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出典(2件)
  1. 事業承継・M&A補助金 16次 事業承継促進枠 公募要領 p.27『14.1.1. 共通して必要な書類』
  2. デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠 公募要領(第7回からの改訂版)p.19『3-2(2) 提出書類の注意点』

参考資料

  • 中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠 公募要領(第7回からの改訂版)」
  • 中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠 よくあるご質問」
  • 事業承継・M&A補助金事務局「16次 事業承継促進枠 公募要領」
  • 事業承継・M&A補助金事務局「16次 事業承継促進枠 よくある質問」
  • 公募要領の台帳(デジタル化・AI導入補助金)
  • 公募要領の台帳(事業承継・M&A補助金)

確認日:2026年10月17日

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目次

  1. 法人と個人事業主で求められる書類の違い
  2. 書類ごとの取る場所と使える有効期限
  3. 納税証明書で差し戻されやすい点
  4. 確定申告書の控えで求められる受付の証拠
  5. 専門家から見た書類集めのポイント
  6. 間違えやすい点
  7. よくある質問

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