ものづくり補助金製造業長崎県専門家確認済み

全自動の瓶詰・火入れで、フレッシュな日本酒をつくる

重家酒造株式会社

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名重家酒造株式会社
所在地長崎県
業種焼酎・日本酒の製造
従業員数12人
資本金220万円

この事例のポイント

  • 日本酒の自社製造を続けたいという思いから、新蔵を建て、先端設備を導入した。
  • 瓶詰と火入れ(殺菌)の全自動化で、搾りたてのフレッシュな味を保てるようになった。
  • 地域の農家との専売契約や壱岐産原料の使用など、地域資源の活用に取り組んでいる。

事業の経緯

麦焼酎発祥の地である壱岐で唯一、焼酎と日本酒の製造販売を行うメーカーである。日本酒は売上不振により自社製造を中止していたが、日本酒の文化を絶やしたくないとの思いから、2012年頃から山口県の蔵元と共同で純米大吟醸「横山五十」を開発した。この日本酒が鑑評会等で次々と受賞し、販売開始5年間で当初の7.5倍まで売上が伸びた。委託先蔵元での製造量は上限に達したため、日本酒を自社製造するための新工場の建設と先端設備等の導入を行い、高度な醸造技術を確立し、平成30年秋に本格稼働させた。

日本酒は売上不振で自社製造を中止していたが、日本酒の文化を絶やしたくないとの思いから、2012年頃に山口県の蔵元と共同で純米大吟醸を開発した。鑑評会等で受賞が続き、販売開始5年間で売上が当初の7.5倍まで伸びた。

委託先蔵元での製造量が上限に達したため、新工場の建設と先端設備の導入を行い、平成30年秋に本格稼働させた。直近のものづくり補助金では瓶詰と火入れ(殺菌)の工程を全自動化し、フレッシュな味質を保った高品質な日本酒をつくれるようになった。

事業の内容

  1. 課題:日本酒の自社製造麦焼酎発祥の地である壱岐で唯一、焼酎と日本酒の製造販売を行う。日本酒は売上不振により自社製造を中止していたが、日本酒の文化を絶やしたくないとの思いから、2012年頃から山口県の蔵元と共同で純米大吟醸「横山五十」を開発した。この日本酒が鑑評会等で次々と受賞し、販売開始5年間で当初の7.5倍まで売上が伸びた。委託先蔵元での製造量は上限に達した。
  2. 取り組み:新工場と先端設備日本酒を自社製造するための新工場の建設と先端設備等の導入を行い、高度な醸造技術を確立して、平成30年秋に本格稼働させた。日本酒蔵の建設にあわせて醸造設備も最新鋭のものに対応し、伝統的な技法は守りながらも随所で自動化やIT導入を図り、生産性を向上させつつ高付加価値製品の製造を可能としている。
  3. 取り組み:ものづくり補助金で瓶詰・火入れを全自動化直近のものづくり補助金では、これまで人力に頼る部分が大きかった瓶詰や火入れ(殺菌)といった工程の全自動化を実現した。この補助事業により、搾られた日本酒が外気温に触れる前に素早く充填するため、フレッシュな味質を維持した高品質な日本酒の製造が可能となった。また、製品分析には高度なシステムを導入し、高品質な製品を安定的かつ効率的に製造することが可能となっている。
  4. 取り組み:海外への販路開拓2015年からは海外販路開拓にも積極的に取り組んでいる。きっかけは、「地球に食料を、生命にエネルギーを」がテーマのイタリア・ミラノ万博の出展であった。日本食の1分野として日本酒・焼酎が設定され、同社が全国の有名酒蔵とともに日本酒30蔵の1つに選ばれて出品した。これを皮切りに海外展示会にも参加し、現在ではイタリア、韓国、イギリス、中国などへの輸出を行っている。現在の輸出額は売上全体の数%程度であるが、将来的には売上の1割は海外で確保することを計画している。
  5. 取り組み:地元産原料と地域環境への配慮地域資源の活用や地域への波及効果も視野に、地域の農家に酒造好適米の栽培を依頼して専売契約を結び、所得増加に貢献している。焼酎の原料となる大麦・米にはすべて壱岐産のものを使った製品を商品化した。将来的には日本酒に用いる酒造好適米の栽培を広め、すべて壱岐産の米で日本酒をつくることを見据えている。また、工場排水は水質汚濁にあたらないものの、大規模浄化槽の設備投資を行い、地域環境や近隣農家へ配慮している。

補助金を使った経費

ものづくり補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

機械装置・システム構築費瓶詰・火入れ(殺菌)工程の全自動化設備

事業の効果

  • 瓶詰と火入れ(殺菌)の工程を全自動化し、搾られた日本酒が外気温に触れる前に素早く充填できるようになった。
  • フレッシュな味質を維持した高品質な日本酒の製造が可能になった。
  • 日本酒「横山五十」は販売開始5年間で、当初の7.5倍まで売上が伸びた。
  • 現在の輸出額は売上全体の数%程度で、将来的には売上の1割を海外で確保する計画である。

審査項目とこの事例の合っていたところ

ものづくり補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)直近の回(23次)の採択率 35.1%(応募1,275件・採択448件)

◎経営戦略との整合性日本酒の文化を絶やさない思いで自社製造に踏み切り、新蔵と設備で高付加価値化を進めた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 73件
◎事業の実現可能性共同開発した日本酒が鑑評会で受賞を重ね、売上が5年で7.5倍になった実績の上に設備を整えた。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 68件
◎新市場性・高付加価値性鮮度を保つ全自動の工程で、高付加価値の日本酒を製造できる。出典:公募要領 p.44この項目が◎の事例 62件
—公的補助の必要性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44
—政策面公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.44

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

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出典

今後の展望

将来的には売上の1割を海外で確保し、日本酒もすべて壱岐産の米でつくることを見据えている。

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ものづくり補助金について

直近の23次の採択率は35.1%(応募1,275件・採択448件)。いま申請できる回は「新事業進出・ものづくり補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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