施工管理アプリに使える補助金|対象のソフトの数・価格帯と選び方

この記事の要点

施工管理アプリは、デジタル化・AI導入補助金に登録されたソフトを選べば補助の対象になります。登録ソフトの数と価格帯、選ぶときの基準を、公式の登録ソフト一覧をもとに整理しました。プランごとの対象の違いも確かめられます。

この記事の目次
  1. 登録は130シリーズ
  2. 真ん中の価格は24万円
  3. クラウド型が48%
  4. 自己負担の目安は12万円
  5. 施工管理の採択例は2件
  6. 採択率は公募回で変わる
  7. 専門家から見たポイント
  8. 間違えやすい点
  9. よくある質問
結論

施工管理アプリは、デジタル化・AI導入補助金に登録されたソフトを選べば補助の対象になります。ただし、対象かどうかは登録番号(プラン)ごとに決まります。

この制度に登録された建設業向けのソフトは130シリーズ(登録番号504件)で、扱うIT導入支援事業者は92社です。

真ん中の価格は24万円で、10万〜50万円のソフトが45%を占めます。

施工管理アプリを入れたいが、同じ製品でもプランで補助の対象が変わると聞き、どれを選べばよいか分からない。そんな状況で、対象ソフトの数・価格帯・選び方を知りたい方に向けた記事です。

デジタル化・AI導入補助金は、業務のIT化に使うソフトなどを補助する国の制度です。制度の決まりはデジタル化・AI導入補助金の公募要領の台帳で確かめられます。

登録は130シリーズ

2026年10月29日の確認では、建設業向けに登録されたソフトは130シリーズです。シリーズは、同じ製品のプラン違い・人数違いを1つにまとめた数で、登録番号は504件あります。

IT導入支援事業者とは、ソフトを事務局に登録し、導入の手続きを支える事業者です。扱う事業者は92社で、探し方はIT導入支援事業者の探し方で取り上げています。

登録ソフトの業種は、130シリーズすべてが建設業でした。数の出典は、デジタル化・AI導入補助金2026 ITツール検索(中小企業基盤整備機構・公式)です。ソフトを1つずつ確かめたいときは、デジタル化・AI導入補助金の登録ソフトを探すから一覧を開けます。

真ん中の価格は24万円

登録ソフトの価格は幅が広く、一番安いものは7,200円、一番高いものは572万円です。価格帯ごとの数は次の表のとおりです。

価格帯 シリーズ数 割合
10万円未満 35 27%
10万〜50万円 58 45%
50万〜150万円 34 26%
150万円以上 3 2%

下から4分の1は8.3万円、上から4分の1は50万円です。割合は130シリーズに対するもので、1つ1つの価格は登録ソフトの一覧で確かめられます。

クラウド型が48%

登録ソフトのうち、クラウド型は48%です。AI機能を持つものは15%、生成AIを使うものは7%、インボイス対応のものは5%でした。

選ぶときは、次の4つを順に確かめます。

  1. クラウド型かを見る。登録の48%がクラウド型のため、月々の利用料で契約するものが多い構成です。
  2. AI機能の有無を見る。AI機能があるものは15%と少ないので、必要かどうかを先に決めます。
  3. インボイス対応かを見る。対応は5%なので、請求書を扱う会社は一覧で対応の有無を確かめます。
  4. 価格帯を見る。10万〜50万円が45%で最も多く、真ん中の価格は24万円です。

建設業に固有の業務工程に対応するソフトは、業種固有プロセスの一覧から探せます。

御社が入れたい施工管理アプリが、登録番号のどのプランなら対象になるかは、AIで3分ほどで確かめられます。

AIで対象か確認する

自己負担の目安は12万円

通常枠の補助額は、ソフトが対応する業務プロセス(業務の工程)の数で分かれます。1プロセス以上の場合の補助額は5万円~150万円未満(1プロセス以上)、4プロセス以上の場合は150万円~450万円以下(4プロセス以上)です。

補助率は1/2以内です。真ん中の価格24万円のソフトに当てはめると、補助額は最大12万円、自己負担は12万円が目安です。実際の補助額は、申請と審査の結果で決まります。

この計算は通常枠の補助率によるもので、インボイス枠など枠が変わると補助率も変わります。枠ごとの決まりと申請の流れは、次のページで確かめられます。

出典:デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠 公募要領(第7回からの改訂版) p.16『2-3 補助対象経費、補助率及び補助額』台帳で見る

施工管理の採択例は2件

施工管理システムの採択例は、デジタル化・AI導入補助金ではなく、ものづくり補助金(令和元年度・平成30年度)の採択事例です。今の制度で採択された例ではありません。

起重機船の施工管理システムを入れた例では、若手技能者と熟練技能者の双方で、日当たりの浚渫土量が3割向上しました。

ICT技術を使った土木の施工管理システムを入れた例では、高精度な3次元測量で作業人数や日数が大幅に省力化されました。

1ICT土木の施工管理システム

危険な傾斜地の測量を、ドローンと3次元レーザースキャナーで省力化

水新建設株式会社✓ 経産省などの認定・選定

成果高精度な3次元測量により作業人数や日数が大幅に省力化され、傾斜地や危険な場所にも立ち入らずに安全に計測できるようになりました。

設備導入3Dプリンタ・スキャナ建設・測量の機械業務システム・IT設計・CADソフト新事業・研究開発人材育成・賃上げ

採択率は公募回で変わる

デジタル化・AI導入補助金(前身はIT導入補助金)の最新回(26年4次)の採択率は44.4%です。回ごとの推移は、次のグラフのとおりです。

デジタル化・AI補助金の採択データ

デジタル化・AI導入補助金(通常枠。2025年まではIT導入補助金 通常枠)の26年4次の採択率は44.4%でした。採択事例では製造業が22%と最も多く、経費はソフトウェア購入費が81%の事例で使われています。

採択率の推移

26年4次44.4%
直近5回の平均42.0%

採択事例 37件採択事例を見る ›

出典(1件)
  1. デジタル化・AI導入補助金(IT導入補助金)事務局「交付決定事業者一覧」(25年8次〜26年4次)
採択率は採択数÷応募数で計算しています。業種・経費は、国・省庁などが公開している採択事例37件を数えた割合です(1つの事例で複数使うため、合計は100%を超えることがあります)。

申請の準備や流れは、デジタル化・AI導入補助金の申請手順で取り上げています。

専門家から見たポイント

施工管理アプリは、登録ソフトの中から、クラウド型か、AI機能が必要か、インボイス対応かで絞り込むと選びやすくなります。公式の採択データでは、最新回で応募1,836件に対して816件が採択されています。

前身の補助金で施工管理システムを入れた計画の中身は、ものづくり・新事業進出補助金の採択事例でも確かめられます。

クラウド型で月額を抑えたい会社

登録の48%がクラウド型なので、利用料の払い方を先に決める会社は、クラウド型の登録ソフトから比べると進めやすいです。

インボイス対応を確かめたい会社

インボイス対応は5%と少ないため、取引先への請求書の扱いが必要な会社は、対応の有無を登録ソフトごとに確かめてください。

価格で選ぶ会社

真ん中の価格は24万円で、10万〜50万円が45%を占めます。予算の上限を決めてから、その範囲のソフトを一覧で比べると迷いにくくなります。

登録の有無や、プランごとの補助額の見込みは、専門家に無料で相談して確かめられます。ソフトを扱う事業者の探し方はIT導入支援事業者の探し方にまとめています。

間違えやすい点

間違えやすいのは、登録の単位と、契約・購入の順番です。手順はデジタル化・AI導入補助金の申請手順で確かめられます。

  1. 登録されたソフトだけが対象。IT導入支援事業者が登録していないソフトは、補助の対象になりません。
  2. 登録番号ごとに対象が決まる。登録番号は504件あり、同じ製品でもプランによって対象かどうかが変わります。
  3. 交付決定前の購入は対象外。対象外の経費は、交付決定前に購入したITツールなどです。
  4. リースや中古は対象外。対象外の経費に、リース・レンタル契約のITツール(お助け隊サービスを除く)、中古品が含まれます。
  5. 事例は別の補助金のもの。紹介した事例はものづくり補助金の採択で、補助額や経費の決まりは今のデジタル化・AI導入補助金の公募要領で確かめます。

よくある質問

施工管理アプリは全部対象になりますか?

いいえ。デジタル化・AI導入補助金に登録されたソフトだけが対象です。登録の有無は登録ソフトを探すページで確かめられます。

同じ製品でもプランによって対象が変わりますか?

変わります。対象は登録番号(プラン)ごとに決まるため、導入したいプランが登録されているかを一覧で確かめます。

申請はいつから受け付けられますか?

受付の開始は2026年3月30日~です。締切は公募要領に締切日の記載なし(受付スケジュールは本事業ホームページに順次公表)。

受発注や在庫管理のシステムとは何が違いますか?

受発注や在庫管理のシステムの補助金の違いは、受発注・在庫管理システムの補助金の記事で取り上げています。

補助上限はいくらですか?

通常枠の補助上限は、1プロセス以上の場合が5万円~150万円未満(1プロセス以上)、4プロセス以上の場合が150万円~450万円以下(4プロセス以上)です。詳しい条件は公募要領の台帳で確かめられます。

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ほかの質問も見るデジタル化・AI導入補助金のよくある質問
出典

公募の受付状況

デジタル化・AI導入補助金

公募回
6次締切分
締切
この回の受付は終了しました

公募要領の台帳より(2026年10月30日確認)

この補助金の採択事例

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同じ取り組みで、実際に採択された会社です。

VOICE

この補助金を使った人の声

  • この業界は非常に閉じた世界ですから、経営者同士の横の繋がりも非常に重要です。社会的に人手不足と言われていますが、この業界も本当に人手不足。案件によっては人手が足りないこともありますから。

    京都府の電気工事会社従業員8名
  • 入力作業のような人手はできるだけ減らしていき、人の力は、出てきたデータを分析し、判断して手を打つところに活用していきたいと考えています。

    大阪府の金属部品の熱処理・塗装会社従業員71名
  • できるだけ子どもと接する時間を多く作りたいと思っています。一方で、どうしても事務作業は付いて回ってしまいます。支援記録をつけたり保護者への請求書を作成したりしますが、とても手間がかかります。

    熊本県の放課後等デイサービス従業員13名
出典:国・省庁などの公開情報をもとに当社が加工

中小機構「補助金活用ナビ」の事例記事にある事業者の発言を引用しています。

まだ相談は早いと感じる方は、まず資料で全体をつかんでください。

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