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トップ/補助金/ものづくり補助金の成果事例で多い業種トップ10|業種ごとの典型的な投資
補助金

ものづくり補助金の成果事例で多い業種トップ10|業種ごとの典型的な投資

公開 2026/10/18専門家監修

この記事の要点

ものづくり補助金の成果事例で多い業種は、食料品製造業と金属製品製造業が飛びぬけ、機械・繊維・飲料などの製造業が続きます。業種が分かる事例を中分類で数え、業種ごとによく入れた設備と、今の制度で同じ投資をするときの注意を整理しました。

この記事の目次
  1. 成果事例で多い業種トップ10は?
  2. 新事業進出・ものづくり補助金とは?
  3. 業種ごとに設備の選び方はどう違う?
  4. 製造業以外の業種はどんな投資をした?
  5. 今の制度で同じ投資をするときの注意は?
  6. 専門家から見た業種別の投資のポイント
  7. 間違えやすい点
  8. よくある質問
結論

ものづくり補助金の成果事例で多い業種は、食料品製造業と金属製品製造業が飛びぬけて多く、生産用機械器具・繊維・飲料などの製造業が続きます。

食品は包装・充填・冷凍の機械、金属加工と機械はマシニングセンタや放電加工機、印刷やその他の製造業はレーザー加工機や3Dプリンターのように、業種ごとに入れる設備の型がはっきり分かれています。

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ものづくり補助金でどんな業種の会社が、どんな設備に投資してきたかを知りたい方に向けた記事です。

全国中小企業団体中央会が公開する成果事例6,758件(平成24〜31年度)のうち、業種が分かる5,627件を日本標準産業分類の中分類で数えました。

成果事例で多い業種トップ10は?

上位10業種のうち、9つが製造業です。大分類で見ても、業種が分かる事例の8割近くを製造業が占めます。

順位 業種 事例数 よく入れた設備
① 食料品製造業 816件 真空包装機、充填機、金属探知機、急速冷凍機
② 金属製品製造業 814件 マシニングセンタ、ワイヤ放電加工機、CNC旋盤、画像寸法測定器
③ 生産用機械器具製造業 330件 マシニングセンタ、CNC旋盤、円筒研削盤、生産管理システム
④ 繊維工業 253件 自動延反機、自動裁断機、エアージェット織機、アパレルCAD
⑤ その他の製造業 250件 レーザー加工機、3Dプリンター、3Dスキャナー、NCルーター
⑥ 飲料・たばこ・飼料製造業 231件 サーマルタンク、充填機、打栓機、パストライザー
⑦ プラスチック製品製造業 195件 射出成形機、取出しロボット、除湿乾燥機
⑧ 印刷・同関連業 187件 カッティングプロッター、レーザー加工機、UVインクジェットプリンター
⑨ 電気機械器具製造業 171件 3Dプリンター、NC旋盤、タレットパンチプレス、検査装置
⑩ 輸送用機械器具製造業 135件 立形マシニングセンタ、CAD/CAMシステム、3D形状測定機

出典:全国中小企業団体中央会「ものづくり補助金 成果事例」(平成24〜31年度)

業種や都道府県、入れた設備で事例を探すにはものづくり補助金の成果事例 全国一覧を使えます。

新事業進出・ものづくり補助金とは?

新事業進出・ものづくり補助金は、ものづくり補助金の流れを引き継ぎ、中小企業の新製品・新サービスの開発や新しい市場への進出に使う設備投資を補助する国の制度です。成果事例に並ぶような加工機や検査装置の投資は、今はこの制度の枠で申請します。

革新的新製品・サービス枠では、従業員6〜20人の会社の上限は従業員数6~20人:1,000万円(賃上げ特例適用時 1,250万円)です1。3つの枠の要件は新事業進出・ものづくり補助金とは?で取り上げています。

業種ごとに設備の選び方はどう違う?

同じ製造業でも、入れた設備の種類の割合には業種の特徴が出ます。事例の中身を項目に分けた事例で見ると、次のような違いがあります。

  • 食料品と飲料は、包装・充填・殺菌などの加工の機械が中心で、異物の検査の装置を組み合わせる事例が多い。
  • 金属製品と生産用機械は、マシニングセンタや旋盤など切削の機械に、三次元測定機などの測定機を組み合わせる。
  • 電気機械は、検査・測定の機器を入れた事例が4割近くあり、加工機より検査の工程への投資が目立つ。
  • 繊維と印刷は、CADや生産管理などソフトを組み合わせた事例が2割を超える。

出た効果は、どの業種も生産性と品質が上位で、印刷・同関連業だけは新規取引が品質より多くなっています。今の制度で対象になる経費の区分は新事業進出・ものづくり補助金の対象経費一覧で取り上げています。

製造業以外の業種はどんな投資をした?

製造業以外では、卸売業・小売業が320件、建設業が251件、学術研究・専門・技術サービス業が154件、情報通信業が131件です。

業種 よく入れた設備
卸売業・小売業 自社で加工して売るための包装機、ミキサー、乾燥機
建設業 鉄骨の溶接ロボット、自動切断機、ドローン、3Dプリンター
学術研究・専門・技術サービス業 3Dレーザースキャナー、ドローン、点群処理や解析のソフト
情報通信業 自社のサービスに使うソフトやクラウドのサーバー
医療・福祉 歯科用のCAD/CAMシステム、3Dスキャナー

出典:全国中小企業団体中央会「ものづくり補助金 成果事例」の製造業以外の事例(平成24〜31年度)

建設業や小売業でも、自社で加工・製造する工程を作る計画が多く見られます。今の制度で申請できる会社の条件は新事業進出・ものづくり補助金の対象者で取り上げています。

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今の制度で同じ投資をするときの注意は?

成果事例は平成24〜31年度のもので、今の新事業進出・ものづくり補助金とは枠も要件も違います。革新的新製品・サービス枠では、単に機械装置・システム等を導入するにとどまり、新製品・新サービスの開発を伴わないものは対象外。同業で相当程度普及しているものも該当しないとされています1。

成果事例にある「機械を入れて生産を速くした」計画は、今なら省力化投資補助金のほうが合うことがあります。新しい製品の開発を伴うかどうかで、制度を分けて考えます。枠の要件は新事業進出・ものづくり補助金の革新的新製品・サービス枠で取り上げています。

専門家から見た業種別の投資のポイント

業種の数の多さは、その業種が採択されやすいことではなく、設備を入れて新しい製品を作る会社が多い業種であることを示しています。今の新事業進出・ものづくり補助金の採択事例97件のうち、製造業は76件で、成果事例と同じく製造業が中心です。

成果事例が参考になる会社

同じ業種の会社が、どの設備で何を作ったかを知りたい会社です。自社と同じ中分類の事例から、設備の組み合わせと効果の示し方を読むと、計画書の骨組みを作りやすくなります。

成果事例だけで決めるのに迷う会社

上位の業種に入っていない会社や、製造業以外の会社です。事例が少なくても対象外ではなく、自社の強みを使った新しい製品やサービスを示せるかで考えます。審査で見られる項目は新事業進出・ものづくり補助金の審査項目と加点で取り上げています。

間違えやすい点

成果事例を読むときに間違えやすいのは、時期と、数字の意味です。

注意

成果事例の補助率や上限は、当時の制度のものです。今の上限や補助率は、新事業進出・ものづくり補助金の公募要領と台帳で確かめます。

注意

事例数は、成果事例集に載った事例の数で、採択された件数や採択率ではありません。業種ごとの採択されやすさを比べる数字としては使えません。

公募回ごとの採択率の推移はものづくり補助金の採択率の分析で取り上げています。

よくある質問

業種によって採択のされやすさは変わりますか?

公募要領に業種で点数を変える決まりはなく、事業計画の中身で審査されます。製造業が多いのは、設備投資を伴う新製品の開発が多い業種だからです。

卸売業や小売業でも申請できますか?

中小企業者の基準を満たせば申請できます。成果事例でも、自社で加工した商品を売る計画が多く見られます。

自社と同じ業種の事例はどこで探せますか?

全国中小企業団体中央会の成果事例の検索や、当サイトの成果事例の一覧で、業種・都道府県・入れた設備から探せます。

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出典(1件)
  1. 新事業進出・ものづくり補助金 第1回 公募要領 p.6『1-2-1. 革新的新製品・サービス枠』

参考資料

  • 全国中小企業団体中央会「ものづくり補助金 成果事例検索」
  • 中小企業基盤整備機構「新事業進出・ものづくり補助金 第1回 公募要領」
  • ものづくり補助金の成果事例 全国一覧
  • 公募要領の台帳(新事業進出・ものづくり補助金)

確認日:2026年10月17日

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目次

  1. 成果事例で多い業種トップ10は?
  2. 新事業進出・ものづくり補助金とは?
  3. 業種ごとに設備の選び方はどう違う?
  4. 製造業以外の業種はどんな投資をした?
  5. 今の制度で同じ投資をするときの注意は?
  6. 専門家から見た業種別の投資のポイント
  7. 間違えやすい点
  8. よくある質問

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