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トップ/小規模事業者持続化補助金/持続化補助金で買える機械は?対象になる例と高額・中古の条件
小規模事業者持続化補助金

持続化補助金で買える機械は?対象になる例と高額・中古の条件

公開 2026/10/17専門家監修

この記事の要点

持続化補助金で買えるのは、販路開拓の計画に使う機械です。対象になる機械とならない機械の例、採択事例で業種ごとに多い機械、相見積・処分の制限・中古品の条件を公募要領で整理しました。

この記事の目次
  1. 販路開拓に使う機械なら対象になる
  2. 採択事例で多い機械は業種ごとに違う
  3. パソコンや車が対象外になる理由は?
  4. 高い機械と中古の機械で増える手続き
  5. 専門家から見た機械購入の計画のポイント
  6. 間違えやすい点
  7. よくある質問
結論

持続化補助金で買えるのは、販路開拓の計画に使う機械です。厨房のオーブン、店のショーケース、試作用の3Dプリンター、施術用のチェアなどが対象になり、パソコンやタブレット、車、ただの買い替えは対象外です。

機械装置等費だけの上限は公募要領に書かれておらず、補助上限の範囲で使えます。高い機械は相見積と処分の制限、中古の機械は単価と見積の条件が加わります。

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持続化補助金で機械や設備を買いたいが、どこまでが対象で、何に気をつければよいかを知りたい方に向けた記事です。

小規模事業者持続化補助金(通常枠)の公募要領に書かれた機械装置等費の決まりと、採択事例で実際に買われた機械を合わせて整理します。

販路開拓に使う機械なら対象になる

機械装置等費として認められるのは、補助事業の計画に書いた販路開拓の取り組みに使う機械です。公募要領は機械装置等費を「補助事業の遂行に必要な機械装置等の購入に要する経費。単価50万円(税抜き)以上は処分制限財産」と定めています。

判断の分かれ目は、その機械で新しい客や新しい売り方が生まれるかどうかです。同じ冷蔵庫でも、テイクアウト商品を並べるためのショーケースは対象になり、壊れた冷蔵庫を同じ型に替えるだけなら対象外です。

対象になる機械の例 対象にならない機械の例
高齢の客や子ども連れを呼ぶための椅子・ベビーチェア パソコン・タブレット・事務用プリンター・複合機
衛生と省スペースのためのショーケース 自動車・自転車などの車両(作業用の自走式機械を除く)
生産を増やすための鍋・オーブン・冷凍冷蔵庫 新しい販路につながらない単なる取替え
新しいサービスのための製造・試作機械(特殊印刷機・3Dプリンター) 古い機械の撤去・廃棄の費用
ブルドーザーなど「機械及び装置」に当たる自走式の作業機械 客に貸す事業や有償で貸すための機械

出典:持続化補助金 通常枠 第20回 公募要領 第8版・商工会議所地区 p.12『7.(3)① 機械装置等費』台帳で見る

ホームページやシステムに使うソフトウェアは機械装置等費ではなく、ウェブサイト関連費で計上します。8つの経費区分の違いは持続化補助金の対象経費一覧で確かめられます。

採択事例で多い機械は業種ごとに違う

採択事例で買われた機械は、業種ごとの売り方に合わせてはっきり分かれます。飲食は調理と保存の機械、小売は見せ方の什器、製造は試作と加工の機械が中心です。

業種 採択事例で買われた機械の例 つながった販路開拓
飲食・宿泊 スチームコンベクションオーブン、急速冷凍機、真空包装機、焼き台、高座椅子 持ち帰り・通販の新商品、高齢客のランチ、回転率の向上
卸売・小売 対面販売用の冷蔵ショーケース、陳列台、フードプリンター、測定機器 店頭での見せ方の改善、惣菜や加工品の新商品
製造 刺繍用ミシン、旋盤、溶接機、食品乾燥機、業務用オーブン 受注品目の追加、自社ブランド商品の製造
美容・娯楽などのサービス 施術チェア、シャンプーユニット、トレーニング器具、業務用ミシン 新メニュー、高齢客や在宅の客への出張サービス
建設・整備 レーザー加工機、大型車両用リフト、見本ガーデン 新しい工事の受注、自社で受けられる整備の追加

古い公募回の事例には、配達用の軽自動車や販売管理ソフトを機械として計上したものも見られます。今の公募要領では車両は対象外で、ソフトはウェブサイト関連費に入るため、事例の買い物をそのまま真似せず、今の決まりに当てはめ直します。

機械や設備を入れた事例の内容は機械・設備を導入した採択事例で読めます。

パソコンや車が対象外になる理由は?

パソコンや車が外れるのは、補助事業のほかにも使えてしまい、目的外の使い道を区別できないからです。公募要領は対象外の例として「パソコン・事務用プリンター・タブレット端末等、汎用性が高く目的外使用になりえるものは対象外」と書いています。

車両も同じ考え方で、「自動車等車両(自動車、フォークリフト、キッチンカー、除雪車、キッチントレーラー など)は対象外」とされています。キッチンカーで移動販売を始めたい場合は、車ではなく車に載せる調理機器や、販売を知らせる広報のほうを計画に入れます。

機械を商品として売る・貸す事業者が、その機械を仕入れる費用も対象外です。デモ機や見本品にする場合も認められないと公募要領に書かれています1。

キッチンカーそのものに使える制度はキッチンカーに使える補助金で比べています。

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高い機械と中古の機械で増える手続き

機械の値段が上がると、相見積と買ったあとの処分の制限が加わり、中古品はさらに単価と見積の条件が付きます。新品か中古か、いくらの機械かを、見積を取る前に決めておきます。

  • 相見積:「発注総額(1件あたり)50万円超(税込)は2者以上から見積。中古品は金額に関わらず2者以上」。より安い発注先を選ぶ決まりなので、型番や台数など見積の条件をそろえて頼みます。
  • 処分の制限:単価の高い機械は処分制限財産になり、「処分制限財産を期間内に処分する場合は事前承認が必要。残存簿価等から算出される金額の納付を求めることがある」とされています。数年以内に売る・貸す・捨てる予定があるなら、その機械は計画に入れません。
  • 中古品:「中古品は購入単価50万円(税抜き)未満、2者以上の中古品販売事業者から見積が必要(金額に関わらず)」。個人やネットオークションからの購入は認められず、修理費も対象外です。

中古品の見積は、採択後の交付決定までと実績報告のときの2回、どちらも添付します。交付決定から入金までの手続きは持続化補助金の採択後の手続きで順に取り上げています。

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専門家から見た機械購入の計画のポイント

機械は、それ1台で売上がどう増えるかを数字で言える会社ほど、計画の中心に置きやすい経費です。採択事例の中で機械装置等費を使った事例は40.9%で、広報費の59.3%に次いで多く使われています。

業種(採択事例の数) 機械装置等費を使った割合 広報費を使った割合
飲食・宿泊(69件) 50.7% 58.0%
卸売・小売(68件) 42.6% 61.8%
製造(123件) 36.6% 53.7%

割合は、その業種の事例のうち、その経費を使った事例の割合です。1つの事例が複数の経費を使うため、合計は100%を超えます。

機械を計画の中心にしてよい会社

作れる量や出せるメニューが機械で決まっている会社です。仕込みが追いつかずに注文を断っている店や、試作機が無くて新商品を出せない工房は、機械を入れた後の販売数を見込みやすく、審査の「補助事業計画の有効性」も書きやすくなります。

飲食・宿泊の事例で機械装置等費の割合が高いのは、冷凍や包装の機械で持ち帰りや通販という新しい売り方を作った店が多いためです。

機械より広報やサイトを先に考える会社

店や商品が知られていないことが課題の会社です。機械を入れても客が増える道筋が無いと、計画の筋が通りません。小売の事例で広報費の割合が高いのは、見せ方と知らせ方の両方をそろえた計画が多いためです。

機械と広報を組み合わせる場合は、機械で作った商品をどの手段で誰に知らせるかを1本の流れで書きます。採択事例は採択事例のデータから業種と経費で探せます。

間違えやすい点

機械装置等費で間違えやすいのは、発注の時期、支払い方法、買う相手の3つです。

注意

採択の通知が届いた段階で機械を注文すると、その機械は補助の対象から外れます。発注書や契約書の日付は、交付決定の通知を受けた日以降にします。

注意

1取引10万円(税抜き)を超える現金支払は対象外とされています。機械の代金は会社や事業の口座から振り込み、振込の控えを残します。

注意

社内の役員・従業員や代表者・役員の親族(3親等以内)への発注、自社内部・FC本部との取引は対象外です。親族の会社から機械を仕入れる計画は、相手を替えてから見積を取り直します。

採択後に経費が減らされる場面は採択後に補助金が減額・返還になるケースでまとめています。

よくある質問

機械装置等費に上限はありますか?

公募要領に機械装置等費だけの上限は書かれていません。広報費とウェブサイト関連費には個別の上限がありますが、機械は補助上限の範囲で使えます。

機械だけで申請できますか?

できます。広報費やウェブサイト関連費と違い、機械装置等費だけの申請を禁じる決まりはありません。ただし、その機械で売上をどう増やすかを計画に書く必要があります。

レジやタブレットは対象になりますか?

タブレット端末は汎用品として対象外です。レジなど店の会計の仕組みを整えたい場合は、デジタル化・AI導入補助金のほうが合うことがあります。

買った機械の写真は必要ですか?

必要です。公募要領は、機械を納品する前(据付前)と納品した後(据付後)の写真を撮っておくよう求めています。実績報告で使うので、設置の日に撮り忘れないようにします。

リースで機械を入れることはできますか?

できます。リース料やレンタル料は機械装置等費ではなく借料に入り、補助事業の期間の分だけが対象です。

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Qほかの質問も見る持続化補助金のよくある質問→
出典(1件)
  1. 持続化補助金 通常枠 第20回 公募要領 第8版・商工会議所地区 p.13『7.(3)① 機械装置等費(対象とならない経費例)』

参考資料

  • 全国商工会議所「持続化補助金 通常枠 第20回 公募要領 第8版(商工会議所地区)」
  • 全国商工会連合会「持続化補助金 通常枠 第20回 公募要領 第8版(商工会地区)」
  • 公募要領の台帳(持続化補助金)

確認日:2026年10月17日

専門家が内容を確認しました(2026年10月17日)

VOICE

この補助金を使った人の声

  • “

    指輪を預かって形を変える今のやり方は偽物へのすり替えを疑われるリスクがあることに気づいた。それであれば、店舗でお客さまに自分で作ってもらってはどうかとの話になった。

    群馬県の指輪工房・ジュエリーリフォーム店従業員3名
  • “

    お客様に良いサービスを提供するためには、まず働く人が安心して働ける環境が必要です。

    広島県の美容室従業員7名
  • “

    補助金を活用して資金的なハードルを下げることにより実現への道が開ける。

    長野県の中華料理店従業員3名

出典:中小機構「補助金活用ナビ」の事例記事にある事業者の発言

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目次

  1. 販路開拓に使う機械なら対象になる
  2. 採択事例で多い機械は業種ごとに違う
  3. パソコンや車が対象外になる理由は?
  4. 高い機械と中古の機械で増える手続き
  5. 専門家から見た機械購入の計画のポイント
  6. 間違えやすい点
  7. よくある質問

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